水漏れだー!
エアコンから水が!水漏れだー!
毎年5月や6月、急に暑くなった時にエアコンを動かすと一番多いトラブルは、この室内機からの水漏れです。
エアコンの水に関わるトラブルは、だいたいが暑くなった時期の、冷房運転の際に発生します。
エアコンは冷房運転をしていると水が発生するものですが、通常であれば、ドレンホース(排水管)を伝って、流れ出ていくものです。
ですので、何らかの故障で、内部で水が流れなくなってエアコン内に留まり、漏れてくるようになったものと想定されます。
いくつか、原因を紹介し、その簡単な修理方法を紹介します。
<その1>
ドレンホース内のつまり
そもそも、水の正体は夏の天井内の高温多湿空気とエアコンの低温空気がぶつかり水滴になったのものです。
エアコンを冷房運転すると。室内機内部の蒸発器(アルミのフィン)が低温になり、水滴が付着します。
この水滴をドレンパンで受けて、ドレンホースを通じて室外に排水しています。このホースに ゴミが詰まり、水の流れが悪くなり、結果的に室内機から水漏れを起こします。配管内の水がスライムみたいに、ゲル状になっていることが多いです。
ドレンパンに溜まった水が表面張力で盛り上がり、一気に水漏れを起こすのが、この場合の特徴です。
→ベランダや外に出てドレンホースを確認し、ドレンホースの口になにか詰まってないかどうかを確認して下さい。汚れの除去が可能であれば、なんとか応急処置に掃除しましょう。ホースが壁に埋め込まれている場合はどうしようもないので、業者さんを呼びます。
<その2>
勾配問題。
室外機を室内機より上に設置している場合に起こる水漏れです。本来外に出るはずの水が逆流を起こします。
配管パイプに雨が掛かった場合、雨水は配管パイプを伝って屋外に垂れるように通常は工事されています。
取付直後に水漏れする場合は、工事不良の可能性が有ります。例えば室外機を室内機より上に設置している場合、 パイプの返しがないと雨水が配管パイプを伝って水漏れを起こす場合があります。
室外機の移動も室内機も難しいです。これは工事のミスなので早急に取り付け工事店に連絡ください。
<その3>
冷媒不足・ガス漏れ
また、エアコンの冷媒が不足して中から水滴が吹き出してくる。熱交換器の目詰まりで水滴が吹出してくるというものがあります。冷媒の追加や部品交換が必要なので、個人ではできません。
その他にも、エアコン外部から水が侵入している、部品の取り付けミス(コストをケチった場合の意図的なものも含む)などの様々な原因が考えられます。
エアフィルタを掃除(洗浄)し、ゴミ詰まりをできる限り解消させても漏れたままの場合は、 いずれも購入先やメーカーに直ちに連絡された方がよいでしょう。早急に空調のブレーカーを落として、購入店や取付工事店にご相談ください。
→修理依頼・問い合わせ先