業務用エアコンのAPF表示について

Annual Performance Factorのことで、通年エネルギー消費効果と呼ばれ、 近年、より使用状態に近い省エネルギー性の評価方法として、このAPF(通年エネルギー消費効率) の表示を業界では、行っていましたが、正式に2010年4月に新しい判断基準「APF値」へ改正されました。 APFは1年間に必要な冷暖房能力を、1年間でエアコンが消費する電力量(期間消費電力量)で除したもので、 値が大きいほど、省エネ性能が高くなります。エアコンのタイプごとに、異なるAPF基準値が定められています。

従来表示されていたCOP(エネルギー消費効率)は、 ある一定の温度条件で運転した場合の1点のみの性能ポイントであり、 季節に応じたエアコンの運転状況は加味されていませんでした。 しかし、実際の使用時には外気温度の変化により、 冷房・暖房時に必要な能力や消費電力は変化します。そこで、 実際の使用時に近い状態での評価を行うため、モデルケースを定め、 年間を通じた総合負荷と総消費電力量を算出したAPFの表示が追加されました。

算出方法 ① 東京地区を条件に、店舗・オフィス用エアコンは「戸建て店舗」を、 ビル用マルチエアコン・設備用エアコンは「事務所ビル」をモデルとして年間の総合負荷を算出する。 ② 定格冷房・暖房能力、低温暖房能力に、中間冷房・暖房能力を加えた5つの評価点により、 ①で求めた年間の総合負荷に応じた消費電力量を算出し、APFを求める。

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