エアコンってなぜ冷える・温まる?

なんとなく、エアコンの中に涼しい空気があって、それをブォーンと排出しているイメージがありますが、実際はそうではありません。 エアコンは部屋の熱を外に追い出しているだけなのです。

室外器の横に立つと、熱い空気が出てくるのを思い出してもらえば少しだけイメージが沸くでしょうか。 エアコンは、部屋の中にある室内機(しつないき)と、部屋の外にある室外機(しつがいき)の2つで1セットになってます。 この2つがそろって、1台のエアコンとなり。基本的にこの2台でやりとりしてるわけです。 だから、室外器の場所や状態というのは結構大事です。 よく、見かけますが室外器の前にゴミとか物を置くと、それはやっぱり効率が落ちます。

■デコンプレッサ・コンプレッサ

エアコンの本体(室内機)では常に「液体の気化=蒸発」が繰り返されており、具体的にはデコンプレッサにより液体が減圧され、気化しています。 気化された蒸気は「冷媒」とよんで、これが「室外機」にダクトやパイプで運ばれます。 運ばれた「冷媒」は室外機で、熱を放出、再び「冷媒」は室内器にもどってきます。これをひたすら続けて、室内の温度がどんどん下がっていきます。 このがエアコンの仕組です。

この「冷媒」につかわれていたガスは、昔はフロンガスが有名でしたが、オゾン層を破壊して深刻な影響を与えるという理由で、有害指定を受け、現在は利用禁止です。 今では「代替ガス」が「冷媒」として利用されています。 オゾンには影響を与えませんが、最近の温暖化にも影響を与えるといわれていますので、 より一層の技術革新と利用者のモラルが必要になってきています。

■じゃあ、暖房はどうやって?

暖房は、今言っていた事を反対にするだけです。 室外機と室内機の機能を逆にするだけです。 つまり、室外機ではデコンプレッサで冷媒を蒸発させ、室内機ではコンプレッサで液化させます。 つまり、冷房時に室外機から出ていた熱がこんどは室内に来る感じです。 部屋が温められて、その代わり、室外機からは冷えた空気が排出されていきます。

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