エアコンの歴史
エアコンにももちろん歴史があります。
日本のエアコンの歴史は昭和初期、1935年に幕を開けました。 芝浦製作所がアメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社製のルームクーラを輸入販売したことがはじまりです。 日本人の暮らしに新風を吹き込んだその機械、販売名「芝浦ルームクーラ」は別名、可搬式冷房装置と呼ばれ、 2分の1馬力・1馬力・2馬力の開放型冷凍機で動いていました。まだルームエアコンも現在の業務用エアコン同様に、性能を馬力で表現しました。 日本でエアコンが最初にできたのは、1958年ごろ。
英語の「Cool」を語源とし、このころのエアコンは、クーラーという名前で呼ばれていました。 今のエアコンのように暖房機能はなく冷房専用のウインド型で、壁に大きく穴を開けてはめ込んで取り付けていました。
冷房だけでなく、暖房もできるエアコンができたのは、1972年ごろのこと。 この頃にはセパレートタイプ(室内機と室外機に分かれているもの)が登場。 一般家庭にも普及し、「3C」(カー、クーラー、カラーテレビ)などと呼ばれブームを巻き起こすまでになっていました
。 さらに1984年ごろにはインバーター機能のある能力の高いものが登場してきます。少ない電力で、大きなパワーが出せるようになりました。 そして1992年ごろに生まれたのが、小さいサイズの室外機エアコン。それまでの室外機はとても大きかったのが、これでマンションのベランダに置いてもじゃまにならなくなりました。そして最新のエアコンは、 空気清浄機の役目をするものや、酸素が出てくるもが登場しています。