より効果のある節電方法は?(もっと節電)

原子力発電をめぐる論争の中で、いっそう日本では節電が必要になっています、 その最右翼が夏季と冬季におけるエアコンに対しての節電でしょう。 もちろん古い性能の落ちるエアコンを新しいインバーター省エネ業務エアコンに切り替えるだけでも、 かなりの節電につながりますが、ちょっとした知識で節電になりますから、このことはぜひ知っておくべきことです。
 
1、フィルター掃除

すぐにできる事の代表がこれです。効きが良くなれば、多くの電力を必要とするエアコンのコンプレッサーの 稼動時間も少なくなり、確実に消費電量が減ります。 たいした事ないと思ってやっていないと本当に損です。これ読んだらすぐに掃除してください。 フィルターが目詰まりすると運転効率が下がって電気代は高くなります。 また風量低下により適正能力が発揮できなくなり快適性が損なわれる(冷えない、暖まらない)こともあります。
 
2、設定温度は高めに

熱がりの人にあわせて、エアコン温度を低く設定すると、室内が冬のように寒くなるか、暑くてぼうっとしてくるので、 迷惑このうえないですが、送風口近くの席と変わるなりすれば、解決できることです。ともかく、 エアコンの設定温度を1℃変更すると消費電力は約10%前後変わるといわれます。だから設定温度を変更して冷やし過ぎ、暖め過ぎを無くすことが肝心になってきます。 冬場の暖房は20℃、夏場の冷房は28℃にすることが推奨されています。これを実行することでコンプレッサーの運転時間を短くし、 エアコンの消費電力を大きく抑えることができます。行政機関や電力会社などでは、 すでに夏は冷房を28℃設定に、冬は暖房を20℃設定にして業務を行うという節電努力によって、省エネを励行しています。
 
3、風量は自動で

節電を気にして、微風にしたり、断続的にエアコンを停止させたりするひとがいますが、 冷房時の風量設定は自動にするのがおすすめです。 そうすることで、お部屋が冷えるまでは強風で、その後は微風という具合に、最も効率よく、 快適に冷えるようセンサー室温検知が風量調整を行ってくれます。センサー室温検知は優秀で、 室温が設定値に近づいたら微風に切り替えたり、コンプレッサーを自動で止めたりすることができます。 特に外気が過ごしやすい日であれば、反応してコンプレッサーが長く停止するため、人が気がつかないところで節電に努めてくれます。
 
4、エアコン室外機の前面を開ける

エアコン室外機は外気を取り入れて冷媒を通じて熱交換し、室内に冷気や暖気として排出しています。 また同時に前面から排気もおこなっています。この室外機前面にブロック塀や壁があると、排気が跳ね返り、 室外機から出る排気(熱風)が吐き出されを再び吸い込んでしまうことで、冷却効率が著しく低下します。 これをショートサーキットとよび、機械が出す熱を、その機械が吸い込む事によって起こる事例です。 冷えない、温まらないといった状況だけでなく、この状態を放置していると室外機がオーバーヒートし、冷房効率が低下し、やがて運転できなくなります。 室外機の前はスペースを空けてできるだけ風通しをよくし、格子状のフェンスの前に設置するなど、 熱風を再吸い込みしてしまわない配置を考慮することが重要です。
 
5、換気扇やレンジフードを過度に運転しない

台所や浴室にある換気扇やレンジフードは換気の面では重要ですが、せっかく冷えた(温まった)空気を 簡単に外に逃がしてしまいます。24時間換気、料理の時意外に必要以上に換気扇を回すのはやめましょう。 もしにおいが気になるというのであれば、換気扇をまわすのでなく、 エアコン本体の異常です。清掃、修理、交換を検討してみてください。
 
6、カーテンやブラインドを使用する

効率よく室内を冷やすためには、太陽の熱を遮って部屋の温度が上昇することを防ぎましょう。 カーテンやブラインドで日差しを遮り、日中の窓からの熱を防ぎましょう。 窓ガラスに熱をカットするフィルムを貼るのも効果があります。なお、カーテンやブラインドの色は、 光と赤外線を反射してくれる白い色がベターです。暖房の場合はその逆で、カーテンやブラインドを開けて、 日光を利用して室内を暖めることでエアコンの負担を軽減することができます。
もっと大規模に日中の熱を防ぐにはダイキンの業務用エアコン節電情報も 参考にしてください。
 
7、扇風機やシーリングファンを併用する

扇風機やシーリングファンがあれば、これをエアコンと併用して運転させることによって、 冷気と暖気を適度に混合することができ、体感温度を変化させて快適な温度空間を実現することができます。 シーリングファンは消費電力が少ないのでおすすめです。
 
8、エアコン室外機への直射日光を遮蔽する(室外機の日よけ)

室外機に直射日光が当たると、温度が上昇して効率が低下して余計な電力を消費します。 夏場は室外機は日陰か、日除けで直射日光をさえぎるようにしましょう。すだれや植物を植えるのが効果的です。 ただし、すだれが近すぎて、完全に室外機を囲う形になってショートサーキットをおこしてしまわないように注意してください。 冬場はまた逆に直射日光をあてることで電力消費を抑えられます。
 
9、大掛かりな節電

ダイキンのサービスで、オフィスビルなど、大きな施設では、エアコンを監視して、 その日の気候(温湿度)から総合判断し、快適性を維持しながら最小限の電力消費になるよう制御する、 省エネ当番と言う遠隔監視サービスがあります。ビル全体の節電を考える場合に、検討してみるサービスでしょう。

 

参考
政府の節電サイト
→ダイキンの特設サイト

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