買い替え時ってどんな時で、いつぐらい?
最初は快調だったエアコンもやがて「冷暖房の効きが悪い」「電源が入らない」「水が漏れてきた」など、問題が出てきます。
そこで修理するか、交換や買い替えを考えないといけない時期が来ます。
調子が悪くなった場合に最初に考えるのが「修理」だと思いますが、いくら修理しても機械には寿命があって性能を回復できないケースもあります。あと何年使えるかわからないままエアコンを使うのはいやですよね。
一般的な統計から、買い替えを検討した方が良い時期は、平均して購入稼働後8年~15年ぐらいが目安です。これはもちろん使用頻度やメンテナンス状況、省エネ効果も関連してくる話ですので、8年よりももっと早い場合もあります。
このページでは修理・買い替えのメリットとデメリットを交え、買い替えのタイミングはいつになるのかを紹介したいと思います。
修理と買い替えどちらにするかの判断
使用年数から考える
エアコンが故障した時、修理代を聞いて高かった場合、買い換えようか修理しようか悩む方が多いと思います。 修理してあと何年もつのか、今までの故障回数が多いし、10年以上使っている場合など、どうすべきか悩むケースです。
また、電気代についても、最近のエアコンの電気代はかなり安くなっているので悩みどころです。 では、どんな基準で買い換えに踏み切るといいのでしょうか。 一番わかりやすいのは、10年以上経過しているエアコンが故障した場合は買い替え。 なぜなら通常メーカーは、補修用性能部品の保有期間は生産終了時から9年間と決まっているからです。
そのため、10年以上経過している場合は、 修理依頼をしても、運が良ければ部品がありますが、ない場合もあります。
最初購入時の保証期間は1年というのが多く、正し、修理を行った場合、交換した部品の保証は3か月というのがほとんどです。
そういうわけで、9年以上経過して、修理代が多くかかりそうな場合は買い替えがお勧めです。
もちろん10年もたないケースも多々あります、飲食店など長時間利用かつ、料理の油や煙など汚れが多く発生する店舗などはもっと早くに効きが悪くなってきます。メンテナンスをするのは当然としても7,8年ぐらいが目途になるかもしれません。
また、さらに短いケースは以下のようになります。
冷房があまり効かないので毎年ガスの補充をしている場合。
本体のどこかにガス漏れを起こしている場合なので、漏れの個所を特定しにくい場合が多く修理代が高くなります。
正常だが冷えないなども、ガスの循環の辺りの場合が多いので、修理代が多くかかります。
この場合は5年以上たっていれば、買い換えた方がいいでしょう。
ちなみに、あくまで目安ですが、業務用エアコンは家庭用エアコンよりも使用頻度が多いため、もともと耐久性を重視したつくりになっており15年程度が本来の寿命と言われています。
電気代、消費電力から考える場合
最近の業務用、家庭用エアコンの省エネぶりは素晴らしいものがあります。ほんの十年ぐらい前、エアコンを1日つけっぱなしにした場合、とんでもない電気代がかかっていましたが、今はエアコン使用電力が56%~88%ダウンという報告もあるぐらいに落ちています。
>> 電気代はどのぐらいになる?
>> 最新機種の省エネ効果は?
エアコンを修理するよりも、新しいエアコンに入れ替えた方が電気代が安くつく事も増えています。
つまり、省エネと電気代を考えると修理するよりも新しく買い換えた方がお得なことも結構あります。
最近ではリースでの契約も可能になっていますので、状況と予算に応じて検討されるのが良いと思います。